O脚・X脚で脚が太くなる

症状

O脚は足を揃えて真っ直ぐ立った時に、ヒザの外側の腓骨頭が外へ出っ張って、ひざ下やふくらはぎの間が開いてしまったり、股関節の大転子が外側に広がって股関節の間が開いたり、お尻の横幅が大きくなってしまう状態を指します。
脚のラインが崩れるというほかにも、すねやふくらはぎに余分な筋肉・脂肪がつきやすかったり、お尻やももだけが大きく広がって垂れてしまう原因にもなっています。

日本人の約8割がＯ脚傾向とも言われています。
発症に年齢は関係なく、容姿を気にする若者にとっては、すでに小学生高学年くらいから気になり始める人もいます。最近では男性でもＯ脚を気にする人が増加傾向にあるようです。
特に問題なのは中高年の女性で、股関節とひざが共に開いてしまう『ひざ下と股関節のＯ脚』になると、歩行や日常生活の困難になることもあるのです。

※Ｏ脚は分類すると5種類あります。このページでは浮き指が原因となる『ひざ下・股関節Ｏ脚』について説明しています。それぞれの原因と対策法については公式サイト『カサハラ式下半身ダイエット』をご覧ください。

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原因

Ｏ脚とそれに伴う下半身太りも浮き指による『指上げ歩き』が原因となっています。
浮き指は足の親指が踏ん張れないので、歩行時に足先が外方向に流れる、いわゆる『ねじれ歩行』を発生させます。ねじれ歩行では着地のたびにテコの原理が働き、母趾が【力点】、母趾球部が【支点】、腓骨頭や大転子が【作用点】となり骨格が歪んでいくのです。

作用点がひざに位置する腓骨頭に働けば、腓骨頭が外側に出っ張っていわゆる「ひざ下のＯ脚」になり、これはとくに足裏の不安定をすねの筋肉が補った結果なので、すねの外側の筋肉が力こぶのように盛り上がってしまいます。
また、作用点が股関節の大転子に働けば骨盤の横幅、つまりお尻の幅がどんどん広がってしまう「股関節のＯ脚」になります。これは足裏の不安定をお尻やももの筋肉が補うので、お尻の骨格や筋肉が出っ張ったところへさらに余計な脂肪が付着し、それが重力の影響で垂れ下がってしまうのです。

ひざ下Ｏ脚の例

埼玉県 40代女性自営業

外反浮き指とひざ下Ｏ脚・すねの力こぶと張り・だるさ・肩こり・首こり・頭痛

股関節Ｏ脚の例

治し方（セルフリメディ）

(1)Ｏ脚による脚のゆがみを改善して、下半身をすっきりスリムにするためには必ず「足裏のバランス」を整えることから始めなくてはいけません。
具体的には「足裏バランステーピング法」もしくは「3本指テーピング靴下」が有効です。いずれも中足関節をテーピングで締めることで、足指が開き踏ん張りやすくなるので、かかとに片寄った重心が自然と前方へ移動します。