ぽっこりお腹になる

症状

顔・上半身や脚はスッキリ細いのに、お腹だけが「ぽっこり」前に出てしまい、お尻が後ろに突き出ている体型をいいます。お腹のまわりにブヨブヨと脂肪がつき、お尻が垂れ下がって脚全体が短く見えてしまいます。骨盤と腰椎が反りすぎている、いわゆる反り腰の人に多く、これは腰痛の原因になることもあります。
全体的に、内臓が下垂傾向になるので、便秘や冷え症の人も多く含まれます。

原因

浮き指は足指が浮いて踏ん張れないため、「指上げ歩きでかかと重心」となり、バランスを保つため無意識にひざが反り過ぎる「反張ひざ」になります。指上げ歩きでかかとに重心が片寄った上に、反張ひざが加わると後方に片寄った重心を前に戻そうと骨盤が前傾してしまい、お腹が前に「ぽっこり」と突き出る格好になります。
更に、背筋はもともと強く造られているため、背筋に引っ張られて、骨盤と腰椎の角度も反り過ぎて、「出っ尻」になるのです。
ぽっこりお腹（出っ腹・出っ尻）の人は、『腰痛持ち』という特徴があります。股関節と骨盤のゆがみもあるので、このゆがみを補うためお尻やももに余分な筋肉と脂肪がつきやすくなります。急激に太ってしまった場合などは、筋肉に白い線が入る「肉割れ」状態を起こす場合もあります。
また、骨盤が前傾していると、内蔵も下垂傾向となり、便秘や冷えなどを引き起こします。
反り腰は妊婦さんには多い症状ですが、最近では妊娠していなくても、腹筋の弱い女性や壮年期の男性でも見られ、これはまさに足裏の不安定が原因となっているのです。

浮き指によるひざの反り過ぎ「反張ひざ」

腰部に発生した肉割れは腰痛が起きた証拠

治し方（セルフリメディ）」

ぽっこりお腹(でっ腹・でっ尻)を改善するには、間違った指上げ歩きを防ぐ必要があります。そのためには「足裏バランステーピング法」や「3本指テーピング靴下」で「指上げ歩き」を改善させることです。
指上げ歩きを改善すれば、骨に頼らずに自分の筋肉をしっかり使えるので、ひざを反らし過ぎることもなくなり、足指を踏ん張った正しい「３点歩行」で腹筋にも力が入るようになり、反りすぎた骨盤の位置も正常な位置に戻ってきます。