モートン病（第４指付け根の痛み）

数件の整形外科を受診しモートン病と診断されるも、納得のいく説明や治療が行われず、治療に迷っている人や治らないとあきらめている人もいるようです。中高年女性の多くは「足へバーデン」が原因となるモートン病がほとんどです。

30代女性【外反母趾】

左モートン病・首こり

症状

モートン病とは主に第３・４中足骨頭間に起こった疼痛やシビレです。個人差がありますが、灼熱感、ハリやトゲがささっている､小さな石ころが当たっているというような多彩な症状を訴えます。第２・３趾間、第４・５趾間のいずれかにも発生します。

原因

浮き指や外反母趾で足指が地面に接地しない浮き指歩行（指上げ歩き）をして、足裏が舟底型（逆アーチ）となり、第４趾の付け根を多く地面に打ち付ける歩き方をしてしまうからです。趾の付け根を歩く度に地面に打ち続けると中足骨頭部の軟骨が変形して骨棘を形成し、趾神経を圧迫する為に様々な症状を訴えます。
また、「関節リウマチ」「ヘバーデン結節」がある人は、軟骨が変形し易いという特徴も加わり、発生頻度が高まります。

対処法（自分でできる改善法）

「痛みのある場合のテーピング法」または「包帯とテーピング靴下の併用法」を４～６ヵ月間施し、正常な足部アーチを形成し、患部にかかる負担を軽減させます。

痛みのある場合のテーピング法

包帯と靴下の併用

「関節リウマチ」や「ヘバーデン結節」で痛みが強い場合や長期間に渡りこじらせている場合などは、足関節固定を合わせて行いさらに負担を軽減させます。また、クッション性の高い履き物（免震シューズ）や免震インソール（人工筋肉素材インソール）が必要不可欠です。自分で行う場合はテーピング靴下で足裏のバランスを整え、その上から「筒型外反内反Ｗサポーター」を併用します。足関節の固定は包帯の代わりになる「ヒールロックサポーター」が簡単で便利です。靴の中には人工筋肉素材の免震インソールを入れ過剰な衝撃を吸収・無害化することをお勧めします。

免震インソール

かかとの柔らかさに近づけた「人工筋肉素材ソルボ」の優れたクッション性。
外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏から伝わる、過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。
痛みのある方や足裏にタコがある方、ウォーキングなどよく歩かれる方などにおすすめです。

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