膝・股関節・腰の痛みと浮き指

ひざの痛み(変形性ひざ関節症)


ひざの痛みの中で一番多いのが、内側部に起こる痛みで「変形性ひざ関節症」といわれるものです。ここでは「変形性ひざ関節症」について解説します。

症状

ひざの内側に起こる痛みで、歩き始めや立ち上がるときに痛みを感じるようになり、時間経過に伴い慢性的な痛みへと進んでいきます。内側の関節裂隙を押圧すると痛みが誘発されます。変形が進むと、歩く度に激痛がしたり正座が困難になったり、ほんのわずかなことでひざに水が溜まったり(関節水腫)してきます。中高年のO脚傾向の女性に多く発生します。

原因

「浮き指」「外反母趾」「扁平足」などの足裏の不安定は足指を使った正しい歩行が行えず、重心がかかとに片寄るため地面からの衝撃(突き上げ)をひざに伝えてしまいます。特にO脚傾向のあるひざは、ひざの内側に負荷重が集中し、負担度が倍増してしまいます。これが日常生活やスポーツなどにより日々繰り返され知らず知らずのうちに損傷を起こしているのです。
一般的な「変形性ひざ関節症」ならば、症状もひどくならずとても治りが良いのです。多くの場合「ひざヘバーデン」という症名が見落とされ誤診されている。

対処法(自分でできる対策法)

足指を使った正しい歩行を促し、ひざにかかる負担を軽減させます。 具体的には「痛みのない場合のテーピング法」、テーピングが難しいという場合は「3本指テーピング靴下」を履く。そして膝関節に3裂幅のサラシ包帯と3裂幅の弾性包帯を巻き、負担度(破壊力)より安静度(回復力)が上回る固定をします。

痛みのない場合のテーピング法

また、クッション性の高い靴を着用し、人工筋肉素材の「免震インソール」を使用します。通常3週間で痛みは半減しますが、残りの半分はひざが痛くなってから今までの期間の五分の一くらいが目安となります。
変形性ひざ関節症を治す働きの98%が固定(サラシ包帯固定)にあります。

免震インソール

免震インソール
かかとの柔らかさに近づけた「人工筋肉素材ソルボ」の優れたクッション性。
外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏から伝わる、過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。
痛みのある方や足裏にタコがある方、ウォーキングなどよく歩かれる方などにおすすめです。

【変形性ひざ関節症】についての情報はこちら

ひざらくらくサポーター
書籍名 ひざらくらくサポーター
出版社 学研ヒットムック
このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。

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