舟状骨痛（舟状骨疲労骨折）

少年野球やサッカーなど過度の運動によって舟状骨に痛みが起こったり、疲労骨折を起こすことがある。なぜ同じスポーツをしていて、このような痛みや損傷を起こす少年と起こさない少年とに分かれるのか？この差を追究しないのは空論であり医療の落度であると言い続けています。

舟状骨の痛みや舟状骨疲労骨折を起こす少年たちの共通点で一番多いのが「浮き指」なのです。二番目が「外反扁平足」です。いずれも親指の力不足が原因です。親指で体のバランスを保ったり、免震機能で骨を守るのですが、浮き指や外反扁平足では親指に力が入らず、足関節の内側や特に舟状骨に重力の負担が集中してしまうのです。

13才男子【浮き指】

舟状骨痛・自律神経失調状態

14才女子【外反浮き指】

舟状骨痛・ジャンパー膝・足首のゆるみ

この浮き指や外反扁平足が舟状骨に損傷を起こすというメカニズムを重力とのバランスから解明し、第３の医学「過労性構造体医学（Gバランス医療）」で広く告知している。

症状

ひどい場合は足を着くだけ、歩行だけでも激痛がする。安静にしている時は痛まない人であっても舟状骨の下部（足底側）から上部に向かって強めに押してみると悲鳴を上げる程の痛みがある。
一般的症状は、走ると甲の内側（内くるぶしの少し前方）の骨が痛む。

原因

浮き指や外反扁平足で親指の力不足が原因で、重力の負担が内側に集中し、その親指の力不足を舟状骨が補ったため、この舟状骨に炎症、疼痛、疲労骨折が発生。

自分で治す方法（セルフリメディ）

ひどい場合は自分で治せません。専門医による固定をした治療が必要です。
症状が軽い場合は、親指の力を取り戻すためテーピングで足裏のバランスを整え、舟状骨の負担を軽減させる。その時、足関節を中心にサラシ包帯固定を行い更に舟状骨の負担を軽減させる。骨折がある場合は、舟状骨を厚紙副子で固定し、その上にサラシ包帯を巻く。