足の痛みと浮き指

外反母趾(外反浮き指)


成人女性の約80%にすでに何らかの足の異常がありますが、その代表が「外反浮き指」です。外反母趾と浮き指が混合している状態です。新しい足の異常として「過労性構造体医学(Gバランス医療)」の中で命名しています。外反母趾は親指が小指側に15度以上曲がっている状態です。浮き指は親指を甲側に押した時90度以上曲がったり反ったりする状態です。この2つの特徴を併発している症状を「外反浮き指」と呼んでいます。近年では女性はもちろん、小中学生や男性にまで幅広く起こり踏ん張れない足の代表になっています。

20代 女性【外反浮き指】

首こり・自律神経失調状態

20代 女性【外反浮き指】

首こり・肩こり・腰痛

40代 女性【外反浮き指】

左右股関節痛(人工関節)・首こり・自律神経失調状態

40代 女性【外反浮き指】

特発性難聴・顎関節症・うつにて休職中

症状

外反母趾と浮き指が混合している症状です。足の指が曲がっていて、しかも浮いているため両側から圧迫され5本の指がひとつになり、まるで動物の足(ヒヅメ)のような状態になっています。指先が圧迫され続けると、指の背や指の付け根、親指や小指の外側にタコができています。
「外反浮き指」は指先が浮き、左右から圧迫されるため、指の付け根にある横中足靭帯(中足関節)が緩んだり伸びきったりして足の横幅(ウィズ)が拡がってしまいます。このような人は指の付け根を強く突いて歩くため、親指の付け根や2指の付け根、また4指の付け根に痛みやシビレ感などの症状が多く発生します。
又「外反浮き指」は体の重心をかかとへ片寄らせ、その左右差を伴って足裏を不安定にしてしまう。この足裏の不安定が隠れた原因となる負傷の瞬間を特定できない痛み(亜急性捻挫)や疲労骨折、または首の異常が原因となる体の不調(自律神経失調状態)を発症させてしまうという事実があります。
遺伝性やハイヒールが原因と示唆されているようですが、実はあまり関係がなく、現代人(先進諸国)の生活環境、足裏の刺激不足(足底反射障害)が大きく関係しています。
もうひとつ特に多い症状などの国民病とも言っているヘバーデン結節です。通常ヘバーデン結節は手の第1関節(爪のすぐ下の関節)に起こる骨の痛みや変形ですが足にも起こります。特に中高年女性のひどい外反母趾は外反浮き指にこのヘバーデンが加わった「足ヘバーデン」で、ひどい外反母趾が多く見られます。この事実を中高年女性は最初に知るべきである。

50代 女性【足へバーデンによる外反母趾】

左母趾球部痛・首こり

70代 男性【足へバーデンによる外反母趾】

左右足底部胼胝による痛み

50代 女性【足へバーデンによる外反母趾】

左右母趾球部痛・首こり

原因

  • 我々現代人(先進諸国)は裸足で砂利道や土の上を歩く機会がなく、靴を履いて平らなアスファルトやコンクリートの上での生活となりました。本来足の裏を刺激されることにより、足底反射(足裏を刺激されると足指を握り返す反射)が起こり、足底筋群(足指を屈曲させる筋肉の総称)が発達します。我々現代人(先進諸国)はこれが起こらないのです(足底反射障害)。
  • 逆に大きめの靴やブーツ・上履きを履くことによって、靴が脱げないようにと足指を靴の内側に引っかけて歩くような悪い癖が無意識のうちについてしまいます(ロック歩行)。足指が浮いて外反浮き指になってしまうと歩行時足先が外方向へ流れるねじれ歩行となります。テコの原理で説明すると、母趾が力点、支点が母趾球部、作用点が第5中足骨基部となり力が逃げていき、次第に母趾や足指が外反したり浮いたりしていきます。
  • これに加え、先の細いハイヒールやパンプスを履くことで、弱った足指が靴の形に合わされていくのです。ハイヒールやパンプスを一度も履いたことのない小中学生や男性にも外反母趾が起こるのはこのためです。ハイヒールやパンプスは3番目の要因に過ぎなかったのです。
まとめると、1番目の要因は「足底反射障害」にあり、2番目の要因は「ロック歩行」にあったのです。ハイヒールやパンプスは弱った足が先細の靴にただ合わされた結果だったのです。
情報として、主に裸足で生活している国の人たちの中にも、時々外反母趾や浮き指が見られます。これは足ヘバーデンの人たちです。この事実も知っておく必要があります。

対処法

外反母趾や浮き指、又その両方の外反浮き指のほとんどは足の機能低下に伴い発症しますので、足指を使い足裏の機能を高める必要があります。それには、まず不安定な足裏バランスを整える必要があります。試してみてください、裸足になり足の力を抜いて、外反母趾で力の逃げる支点と作用点を押圧すると、趾と趾の間が拡がり趾が前に出てくるのが確認できるはずです。これをテーピングやテーピング機能が内蔵された靴下で再現していきます。 具体的には、痛みを伴わない場合は「痛みのない場合のテーピング法」、痛みを伴う場合は「痛みのある場合のテーピング法」を行う。

痛みのない場合のテーピング法

痛みのある場合のテーピング法

テーピングが難しいという場合は「3本指テーピング靴下」を履く。約1年で、足指を踏ん張る「足底筋群(そくていきんぐん=足指を屈曲させる筋肉の総称)」が発達し、形は平均して6か月くらいで30%の改善、痛みはほぼ100%改善します。

外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)

外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
脱ぎ履きしやすい足首丈で、初めての方にもおすすめです。
3本指と甲部分に編み込まれた2本のテーピング機能で、外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏のバランスを整えます。
すね・ふくらはぎを引き締めるには、まず土台となる足裏のバランスを整えることが大切です。
特に3本指テーピング靴下の上に、さらに筒型外反内反Wサポーターを装着することをお勧めします。

外反内反ダブルサポーター

外反内反ダブルサポーター
『自宅で集中ケア!』 室内では、「外反内反Wサポーター+外反内反くつ下」の併用で強力にサポート。外反母趾・内反小指のトラブルに。
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更に、かかとベルト付でズレ防止。3本指テーピング靴下との併用でさらに固定力アップ!
このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。

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  • 外反内反靴下
    外反内反靴下

    脱ぎ履きしやすい足首丈で、初めての方にもおすすめです。3本指と甲部分に編み込まれた2本のテーピング機能で、外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏のバランスを整えます。

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    かかとの柔らかさに近付けた、人工筋肉素材「ソルボ」の心地良いクッション性で、かかとからの過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。

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