足底筋膜炎

正しい原因が分からないと正しい治療ができないので何年も痛みが取れないという場合が多いので、まずは専門医を訪ねることをお勧めします。

症状

足裏のかかとの前方内側が、歩き始めや歩いているときにピリピリと痛みます。急にスポーツを始めたり、クッション性のない靴を長時間履いた後にも起こることがあります。足指を強く反らせても（背屈）、同じような痛みを感じます。患部を圧迫すると限局性の痛みが誘発されます。

症状

「浮き指」「外反母趾」「扁平足」などの足裏の不安定は足指を使った正しい歩行が行えず、足指を上げて歩く「指上げ歩き（浮き指歩行）」を無意識にしてしまいます。すると足裏の筋肉（足底筋膜）が引き伸ばされ、その付着部であるかかとの前方内側に炎症を起こしてしまいます。いわゆる「剥離骨折」のような状態です。

対処法（自分でできる改善法）

足指を使った正しい歩行を促し、足底部かかとの前方内側（足底筋膜の付着部）にかかる負担を軽減させます。具体的には「痛みのない場合のテーピング法」、テーピングが難しいという場合は「３本指テーピング靴下」を履く前にサラシ包帯で足関節固定を行い、負担度（破壊力）より安静度（回復力）が上回るようにしてからテーピング靴下を履いて下さい。通常４～６か月で改善しますが、足関節の固定をしないで何年も我慢し、悪化させた場合は１年以上を要します。
歩行時、常に体重の負荷がかかる場所なので、根気よくサラシ包帯による足関節の固定を行う必要があります。サラシ包帯固定がベストな方法ですが、サラシ包帯固定が難しいという場合はテーピング靴下の上から足関節用ヒールロックサポーターを使用して下さい。