腰部脊柱管狭窄症

50歳以降の男性に起こる脊柱管狭窄症は「浮き指」によるかかとからの過剰な衝撃波（突き上げ）が最大原因になっています。又、50歳以降の女性に起こる脊柱管狭窄症は腰ヘバーデンという病気に浮き指や外反母趾、扁平足などによるかかとからの過剰な衝撃波（突き上げ）が繰り返されたことが最大原因になっています。
その証拠として、これらの診断を受け、その後当院を訪れた患者さんの足を調べると、その90％に浮き指、外反母趾、扁平足が見られ、これに加え、女性はヘバーデン結節（手の指先、第１関節の変形）や足の親指の爪が外方向（回内）に向いたひどい外反母趾足ヘバーデン（カサハラ外反結節）を見つけることができます。
原因を重力とのバランスから力学的に診断したり治療する第３の医学「過労性構造体医学（Gバランス医療）」では、統計的見地から「足と脊柱管狭窄症との関係」を立証しています。

症状

朝起きた時や歩き始めに腰が痛む。
家から駅までの間に足がしびれ2～3回休む（間欠性跛行）
腰の痛みは少ないが、歩けなくなるかと不安になる
腰から脚への痛みやしびれ、脱力感
前かがみになり太ももの裏を伸ばすと楽になる
排泄障害

原因

現代医学では「何らかの原因で脊柱管が狭くなる」としていますが、その何らかとは、浮き指、外反母趾、扁平足、それに腰ヘバーデンなのです。かかとからの過剰な衝撃波が腰椎へ繰り返され、脊柱管が狭くなると、中を通る神経が圧迫され、痛みやしびれなど説明した様々な症状が現れてきます。
特に腰椎の生理的弯曲が消失した腰（弯曲が少なすぎる腰椎）にかかとからの過剰な衝撃波やねじれ波が長年繰り返されたため、腰椎の間が狭くなったり変形することが多いのです。

自分でできる対策法（セルフリメディ）

症状が軽い場合は股関節と骨盤をサラシ包帯で固定し骨盤を安定させると、その上に乗る腰椎も自然と安定してきます。靴の中には人工筋肉素材の免震インソールを入れ、かかとからの過剰な衝撃波やねじれ波を吸収無害化する。
サラシ包帯固定ができない場合は、腰痛用コルセットやポケット付専用骨盤ベルトを強めに巻きます。
これらの保存的療法を主役にして、今まで通りの薬物療法を受けることが望ましいのです。注意点として馬尾神経の圧迫が強い場合は、足の脱力感や排出障害、肛門周囲のしびれ感があり、専門医の治療が必要です。