膝・股関節・腰の痛みと浮き指

腰椎すべり症、分離症は以前生まれつき骨が弱い、弱い体質が原因で起こると言われていましたが、最近は激しいスポーツなどによる負荷による疲労骨折が原因と言われています。
そうではないのです。浮き指などの悪い歩き方で、重心がかかとに片寄っているため、歩く度にかかとからの過剰な衝撃波がズレたり歪んだりしている腰椎に繰り返された結果で疲労骨折が起こっているのです。
腰椎すべり症、腰椎分離症の最大原因は、(1)浮き指、(2)外反母趾、(3)扁平足にあるのです。もうひとつ忘れてならないのが中高年女性の「腰ヘバーデン」が加わって起こります。

症状

歩き始めや歩いていると下肢に痛みやしびれがあり、休むと痛みやしびれがなくなるという状態（間欠性跛行）が起こります。まれに会陰部のしびれ感、排尿障害、排便障害が起こることがあり緊急性を要します。

原因

腰椎すべり症や腰椎分離症を起こす最大原因は浮き指にあり、中学２年生や高校生に最も多く見られます。浮き指で重心がかかとに片寄り、その左右差を伴うと、その足裏の不安定を腰椎が補い腰椎にズレ（歪み）が起こり、そこへかかと重心によるかかとからの過剰な衝撃波がスポーツなどで繰り返されることにより疲労骨折を起こしてしまうのです。２番目に多い場合は中高年以降（特に45歳以上）の女性に起こります。
浮き指や外反母趾、扁平足などにより足裏の免震機能の低下から、過剰な衝撃波が腰へ繰り返されますが、この時ヘバーデン結節（手の第１関節の腫れや変形）又、足ヘバーデン（親指の爪が外方向に回内したひどい外反母趾）があると、骨が普通の人より脆い、破壊されやすいという病気による特徴があるので、起こり易いのです。
ヘバーデン結節はリウマチとは異なりますが、リウマチと同じように骨が脆く、破壊されやすいのです。この部分が見落とされていることが現在医療の問題点なのです。
中高年以降、特に45歳以上の女性で第４腰椎と第５腰椎の間で起こった「腰椎すべり症」「分離症」またその両方の「腰椎分離すべり症」の隠れていた本当の原因は「浮き指、外反母趾、扁平足」に腰に発症したヘバーデンだったのです。これを統計的見地から立証しているのが、重力とのバランスで力学的に解明した第３の医学「過労性構造体医学（Gバランス医療）」なのです。