慢性腰痛・ぎっくり腰

慢性腰痛やぎっくり腰を繰り返す人は、足に本当の原因が隠れています。すでに90％の損傷が蓄積されているからです。特に尻もちを着いたり、ひねった覚えもないが腰が痛い。という人がほとんどです。あったとしてもほんのわずかなことで腰痛を起こしてしまいます。
どうして腰痛を起こしてしまうのでしょうか？二足歩行の「人間」の宿命なのでしょうか？
しかし、私の調査で裸足で生活している国の人々は、原因のはっきりしない腰痛は日本人と比べてもかなり少なかったという結果があります。本当の原因とは何なのでしょうか。答えは、重心がかかとへ片寄り、その左右差により足裏が不安定になっているからです。重心の左右差は、まず腰椎の歪みを起こします。その歪んだ腰椎へかかとからの過剰な衝撃波が繰り返されたためです。

症状

「寝返りをうつとき痛む」「朝起きるとき痛い」「煩わしい痛みが長く続く」「痛くなったり痛くなくなったりを繰り返す」「いつも腰が重だるい」「洗顔時、中腰になると痛い」「背中が張ってくると痛くなる」「仕事が終わる夕方痛む」など訴える。また、ぎっくり腰を起こすときは、数日前から予感があり、咳やくしゃみをしたなど、ほんの少しのきっかけで激痛に襲われ、まったく身動きがとれないことがあります。

原因

「浮き指「外反母趾」「扁平足」などの足裏の不安定があると足指を使った正しい歩行が行えず、重心がかかとに片寄り地面からの衝撃（突き上げ）を上部（腰）に伝えてしまいます。これが上半身の負荷重（体重）と衝突を繰り返し、炎症や変形を起こします。この地面からの介達外力は微々たるものですが、５年１０年２０年と繰り返されると非常に大きなエネルギーとなるのです。これが特に原因がなく発生する腰痛の隠れた原因で、ぎっくり腰も日々の生活の中で腰に損傷が蓄積され、あとほんの少しの原因（咳・くしゃみ等）で発生しているだけなのです。
腰痛を起こす人と起こさない人との差は足裏の不安定にあったのです。ぎっくり腰を繰り返し、そこからヘルニアなど骨の変形が原因となる損傷になってしまう。