股関節の痛み

股関節の痛みで病院や接・整骨院を受診しても、場所が場所だけに直接手を触れて治療するということが難しいのが現状です。またX線像で変形などの異常が認められても、これといった治療法がないため薬物療法を中心とした治療になってしまい、次第に悪化させてしまっているケースが多いのです。
そのひとつに手の指先（爪のすぐ下の関節）、第１関節が変形しているヘバーデン結節のある人に多発しています。

症状

股関節の痛みは圧倒的に女性に多く、「朝、歩き始めに股関節が痛い」「通勤時、股関節が痛い」「ハイヒールを履いて外出した後、股関節が痛くなる」「長く出かけた後や長時間立っていた後、股関節が痛む」「股のつけ根が痛くて、足がうまく持ち上がらない」といった訴えが多く、変形性股関節症と診断されます。ひどい場合はX線像で変形がはっきり認められ、股関節の骨がとけて写らない「先天性股関節臼蓋形成不全」と診断される場合も多くあります。
ヘバーデン結節の有無を確認すること。

原因

「浮き指」「外反母趾」「扁平足」などの足裏の不安定は足指を使った正しい歩行が行えず、足先が外方向へ流れる「ねじれ歩行」となり、足先全体がテコでいう「力点」となり「支点」がうちくるぶしで「作用点」が腓骨頭（ひざの下外側にある部分）や股関節となり歪みが発生してしまい、また歪んだところにかかとからの過剰な衝撃が多く伝わり歪んで弱い部分（股関節）にこの衝撃（突き上げ）が繰り返され、時間経過とともに損傷を拡大させます。40代50代になると、ヘバーデンに加齢も加わってより損傷が増していますので「股関節ヘバーデン」を確認してください。股関節の痛みが女性に多い理由は、「外反母趾」が女性に多い理由と同様で、女性はお産という大役があり、これを安全に行えるよう、関節が浅く造られ、筋力も男性に比べ弱い為です。