アキレス腱障害（アキレス腱の痛み）

はっきりした原因があるアキレス腱障害は別として、多くは陸上競技を続ける内、次第に痛みが増したり、又常に圧迫されてるような痛みが続く状態です。

ではなぜ同じような条件下でスポーツをして、このようなアキレス腱障害を起こす者と起こさない者とに分かれるのでしょうか？その差があるはずです。
その答えは、浮き指や外反母趾で普段から腰椎に負担が集中し坐骨神経が圧迫され炎症を起こして、坐骨神経の延長線上にある下腿三頭筋（腓腹筋、ヒラメ筋）が以前から緊張し疲労が90％蓄積しているところへ、残りの10％の疲労となるスポーツが加わってアキレス腱障害を起こすのです。

これは、スポーツばかりではなく日常生活の中でも起こっています。階段を降りるなど、又ほんのわずか足を突いただけでアキレス腱が切れる人が多くいます。このアキレス腱断裂を起こす人と起こさない人との差、これを浮き指など足裏の異常から追究しないのは空論でありスポーツ医学の落度なのです。
これを重力とのバランスで解明しているのが、第３の医学「過労性構造体医学（Gバランス医療）」の理論なのです。

症状

多くの場合、突然痛みが起こるのではなく、運動を続ける内、痛みが増したり、圧迫されているような痛みが続くのが特徴です。

原因

浮き指や外反母趾、扁平足のため重心がかかとへ片寄り、その左右差が伴い足裏が不安定になります。この足裏の不安定を腰が補うため、骨盤や腰椎にズレ、歪みが起こります。このズレたり歪んだりした腰椎に、かかとを多く突いているため、かかとからの過剰な衝撃波やねじれ波が繰り返され、腰椎に炎症、軽いヘルニア状態が起こります。これが坐骨神経を圧迫し下腿三頭筋（腓腹筋、ヒラメ筋）が緊張し、疲労が蓄積されていき、そこへわずかな外力が加わることによってアキレス腱障害が起こるのです。