浮き指ブログ

今回は、外反母趾の外科的手術をされた患者様がテーマです。 治療室で現実に起こっていることをレポートします。
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S.T様? 60代　女性
左足の外反母趾の手術後、母趾が外反母趾とは反対側に曲がってきて、さらに母趾の付け根の関節が固まってしまいました。そのためか、足首や膝・腰・首にまで痛みが出てきてしまったとのことです。残念ながら手術をして反対側に曲がった母趾や固まってしまった関節を元に戻すことはできません。

こちらの患者様については手術後に痛みを訴えてはいませんでしたが、通常通りテーピングを施し足裏のバランスを整える対応をしました。
手術をしても、必ずしも良い結果が得られるとは限りません。当院の調査では外反母趾の手術をした人の内、３人に１人は手術をしてよかったと答え、３人に１人はどちらともいえない、３人に１人はしないほうがよかったとの感想です。（当院調べ）
手術＝“最善の治療”と断言することはできませんが、私たちが患者様と共に考えていることは、
「手術を行うことで、はっきりと予後の改善が見込まれるのか？」
「日常生活において、持続的な苦痛で生活の質（QOL）が落ちているか？」
「美容上、耐え難くなっているのか？」という事です。
これらを総合的に判断しながら、テーピングやサラシを用いた「保存的療法」も選択肢の一つとして考えていただくことを推奨しています。
（医師による治療の機会を奪うものではございません。担当の専門家と十分にご相談の上、ご判断下さい）
★浮き指専門サイト「外反母趾」
https://www.ukiyubi.net/ashinoitami/01.html
★足裏天国「自分で治す外反母趾」
http://www.ashiuratengoku.co.jp/002file/03/index.html

G.T様? 60代　女性
　
重度の外反母趾のG.T様。外反母趾は20代からとのこと。最近は合う靴が無く困っているそうです… 靴をオーダーメードで作っても1年も経たないうちに違和感から履かなくなってしまうそうです。 そんなとき足そのものから改善させるという「フットケア整体」をインターネットでみつけて来院されました。
最初は半信半疑の様子でしたが、足にテーピングをすると、なんだか足が軽い・楽に歩けるとのこと。靴も市販の靴に人工筋肉の「免震インソール」を敷いて歩かれています。 まだ、母趾と小趾の付け根の部分は靴に当たりますが、前ほど気にならずに歩けるとのことです。 足のトラブルを靴やインソールだけで解決しようとするのは無理があるといっていいでしょう。
靴の幅を拡げれば一時的に楽にはなりますが、一年後、拡げた分だけ足幅も拡がります。 足のトラブルは、自分の足自体も改善させなくてはいけないということです。